新社会人は新卒で企業に就職した人のことを指すの?そもそも社会人って何?新卒の意味は?

卒業シーズンを迎えると、フレッシュマンや新社会人といった言葉がテレビからも聞かれるようになります。果たして、新社会人というのは学生ではなくなった年にどこかの企業に「正社員」として「就職」した人のことを指すのか、それとも学校を卒業して仕事に就けば「正社員」ではなく「フリーター」や「パート」でも新社会人と呼ばれるのでしょうか。新卒って本当に意味があるの?今回はそんなことについて書いてみました。

「社会人」とは社会の一員を指す

まずは社会人という言葉を見ていきましょう。

社会人という言葉をWeblioで調べてみる

① 学校や家庭などの保護から自立して、実社会で生活する人。 「卒業して-となる」
② (スポーツなどで)プロや学生ではなく、企業に籍を置いていること。
③ 社会を構成している一人の人間。

と記載されています。このことから、この記事で最初に書いた、企業に就職している人のことだけを指す意味ではないということが分かりました。

つまりフリーターも社会人の一員と考えられる

先程調べた社会人の意味として記載された、3つの中の2を除けばフリーターも社会人と定義できますね。すべての人ではありませんが、普段お世話になっているコンビニの店員さんがフリーターの場合もその人は社会人と言えます。一般的にコンビニは社会を構成しているお店ですし、そこで働く人がお店を動かしています。

パートは社会人ではない?

フリーターはアルバイトをしているから社会人だけど、パートは?と思う方もいるかもしれませんが、パートという言葉の意味が「主婦がやるもの」とか「アルバイトとは別のもの」と捉えられがちなので、そこから少しだけ説明します。

フルタイムという言葉はアルバイトの募集でもよく見かけますね。週5のフルタイム勤務といったように使われることが多いと思います。
一方、パートはスーパーなどのレジや品出しの募集にパート募集!のように書かれているイメージがあるかと思います。そういった職種は男性が少なく主婦の方がやられているイメージが強いのでパートとアルバイトが別のものと思っている人もいるようです。

そもそもパートというのは、フルタイムではない勤務のことを指します。フルタイムが長時間、パートタイムは短時間という意味なんです。
つまり、パート募集というのは短時間働ける人を募集していますよ、ということです。

ということは、先程調べた社会人の定義の中に当てはまる生活をしている人はパートタイマーでも社会人になると言えます。
例えば、学生をしながらパートタイムでコンビニアルバイト、というのは学生と定義されます。一方、学生ではなく早朝に新聞配達をして、昼間にパートタイムで別の仕事をしている、といったパートタイムを複数掛け持っている場合は社会人に当てはまります。

では新社会人とは何者?

ここまで社会人について見ていきました。ここで、この記事のタイトルに戻ってみます。この記事のタイトルは「新社会人は新卒で企業に就職した人のことを指すの?そもそも社会人って何?新卒の意味は?」です。
テレビなどからのイメージで、やはり新社会人というのは大学を卒業して企業に就職して働いている人のこと、と思ってしまいがち。ですが、社会人の定義を振り返ってみると、実際はそうではないことがわかります。例えば大学を卒業した人がフリーターになろうと新社会人です。
たとえそれが高校卒業した人、高校には進学せずに働き始めた人、大学を中退した人だって新しく社会人になった人のことはすべて新社会人と言えます。

一般的に新社会人は新入社員という意味で使われている

やはり、テレビ等で新社会人にインタビューする場合はキレイな新しいスーツや新しいカバンを持って出勤する若い人を選んでいるように感じます。それで、これからどういった社会人になりたいか、とか、仕事の不満だったりを聞いたります。

でもこれは、新社会人へのインタビューでありながら実は学校を出て新しく企業に就職した人に対して質問しています。こういった映像で見える情報が社会人は学校を卒業して企業に就職した人、というイメージを刷り込んでいると思います。

新卒の価値


新社会人、新卒。どちらも新という文字がつくのでその文字からも大学を出て企業に就職した人こそ、新社会人と捉えられがち。
しかし、新卒という言葉はその年に学校を卒業する「新規卒業者」の略語です。求人に新卒者等と書かれているのですが、学校をその年に卒業する人のこと全員を「新卒」と言います。
企業に就職することを希望している人には「新卒」の価値は今現在の日本ではあります。そのシーズンになればスキルが中途人に比べて弱くても、人柄等が選考基準となるからです。


一方、自分のスキルを数年間磨いて自分の価値を高めたい人には新卒の価値はありません。条件を満たしたスキルを持っていて普通にコミュニケーションを取ることができれば、中途採用で会社に就職することも出来ます。
例えば、たこ焼き屋さんをやりたくて学生時代からずっとアルバイトでたこ焼きを作るスキル、接客スキルを磨いていて卒業後にしばらく修行してついに自分のお店を持つ、という夢を持っている人にとっても新卒という肩書の必要性は低いと言えます。これは、飲食でなくても建設業だったり、溶接等と言った所謂専門の職人さんになろうと考えている人も当てはまるのではないでしょうか。

話は脱線しましたが、新卒のうちに絶対就職しないと!なんて考えている人は、一度自分に何ができるのかを考えてみてはどうでしょう。
就職せずに新卒のフリーターで新社会人となり、その間にスキルを磨いて希望の職に就くのも良いかもしれませんよ。卒業→就職→結婚という考えは古くなりつつあります。